小規模なシステムを構築する場合,データはプログラムの中に組み込めばよい.しかし,本システムのような,比較的中規模なシステムを構築する場合は,データはプログラムから隔離させ,データの独立性を保つように設計する必要がある.すなわち,各モジュール間の結合はデータの授受のみに留めておくことが望まれる.
データを管理するためには,MySQLや,PostgreSQLのような,RDBMSを導入し,それを本システムと連携させれば,高速で堅牢なデータベースを構築できる.
しかし,RDBMSを導入するためには,利用者には,ある程度の技術的スキルが要請される.また,システムに何らかの障害が発生した場合,データを復旧するためには,SQL言語の習得を必要とする.従って,RDBMSを導入する方法は,現在の教員の平均的な技術的スキルを考えると現実的ではない.
以上のことより,RDBMSが本来行うべき,CRUD2.1を,本システムのプログラム側で実装する必要がある.
本システムのプログラムの内部でデータベースを管理する以上,データの形式は全く自由に設計することができる.そこで,本システムでは,PHPでライブラリが豊富にあるini,
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の3つの方法を利用してデータベースを運用する.
これらのファイル形式は,それぞれ特性があり,状況に応じて,どの方法が一番適切であるかを,比較する必要がある.次章では,これらのファイル形式について特性を検討する.
MURAYAMA Yoshiyuki