\documentclass[a4paper,10pt,twocolumn]{jsarticle}
\usepackage{mikilab_resume}
\usepackage{cut}
\usepackage{wrapfloat} 
\pagestyle{plain}

\begin{document}
\twocolumn[


%第１引数が１：修士論文試問会，2：卒業論文発表会
\beginheader{1}{2009}{9}{7}
\title%
{小学校に特化した学校Weblogシステムの開発}%
%{Predictions of Protein Tertiary Structure by Numerical Simulations}

\author{信州大学大学院 工学系研究科 情報工学科 博士前期課程\\　村山 芳幸({\small MURAYAMA Yoshiyuki})}{}

\endheader

\vspace{3mm}

]

%---------------------------------------------------------------------------
% 本文
%---------------------------------------------------------------------------

\section{はじめに}
学校Weblogシステムとは，小学校に特化したWebサイトをWeblog形式で提供するシステムのことである．現在，大阪府寝屋川市ではWebサイトの更新頻度が芳しくない．その最も大きな要因は、Webサイトの更新作業に要求されるコンピュータリテラシが教職員にとって高すぎることにある．従って，担当者を学校で決めて，研修センタで更新方法を学ばせているのが現状である。

しかしながら，現在の手法である，市販ソフトウェアでHTMLを編集し，それをFTPでアップロードする場合，更新作業は煩雑である上、Webサイトを更新しても，投資対効果の点で劣ると感じさせるため，困難である．また，更新場所が校内に限定されるため、教職員には勤務時間内に更新作業を行う時間的余裕がない．

そこで，これらの問題に対して，その解決策としてWeblogシステムの利用を考えた．
Weblogシステムを用いれば，日記を書くような感覚で，教員にとっては難解なHTMLジェネレータやHTML, FTP等の知識を必要とせず，すべての作業がブラウザで完結できる．また，携帯電話による更新も可能となるため、どこでもWebサイトの更新ができるようになる．

しかしながら，現在利用できるサービスを見渡すと，高額な利用料金がかかるものや，無料であったとしても小学校に特化していない汎用的なサービスであるものがほとんどである．ここで特化していないサービスとは，学校には不必要な広告がつくサービスや，学校便りなどの配布文書，行事予定を知らせるサービスがないものである．また，小学生でも閲覧できるためには，漢字に振り仮名をつけることも必要である．そこで，本研究では，小学校に特化したWeblogシステムをオープンソースソフトウェアとして開発することを目的とする．

\section{システム構成}
本システムの開発には，PHPを用いた．従って，豊富なPHPリソースを利用して，比較的短期でソリューション提案できることが大きな特長である．データベースには，RDBMSを使うと，開発生産性が増大する．しかし，教職員は一定期間ごとに転勤を繰り返すため，障害発生時の開発者以外による，データの可読性を考慮すると，それらの技術習得に要求されるスキルが劇的に増大するため，それがリスクファクタになってしまう．この利便性とリスクのトレードオフを考慮し，XMLおよびCSVでデータベースを実装した．ただし，XMLとCSVではそのデータの特性上，Fig.\ref{fig:xmlcsvratio}のように，XMLはその情報量が増えるに従い，CSVよりもアクセス時間が急激に増大する．
\begin{figure}[h]
\begin{center}
%\includegraphics[width=10.7cm]{./chap1/domesticblogs.pdf}
\includegraphics[width=7.02cm]{./xmlcsvtime.eps}
\caption{XMLとCSV形式データのデータアクセス時間}
\label{fig:xmlcsvratio}
\end{center}
\end{figure}

そこで，頻繁にアクセスされるファイルにはCSVを，仕様変更が予定されるファイルにはXMLをデータ形式として選択した．

なお，全体のネットワーク図をFig.\ref{fig:networkdiagram}に示す．

\begin{figure}[!h]%hその位置 tトップ bボトム p単独ページ　複数併用は無理
	\centering
	\includegraphics[width=6.4cm,clip,angle=270]{./network.eps}
	\caption{ネットワーク図.}
	\label{fig:networkdiagram}
\end{figure}
\newpage
\section{機能}
\subsection{概要}

\begin{wrapfigure}{r}{.5\linewidth}
%\begin{figure}[!h]%hその位置 tトップ bボトム p単独ページ　複数併用は無理
	\centering
	\includegraphics[width=5cm,clip,keepaspectratio]{./wholeview.eps}
%widthは196 height 48
	\caption{トップ画面．}
	\label{fig:wholeview}
%\end{figure}

\end{wrapfigure}
本システムは，下記の機能を実装している.[日記を書く][管理者設定][カテゴリ][行事予定][リンク][配布\\文書管理][天気予報]
[QR\\コード生成][Google Maps]

\noindent[アクセス解析][パスワード]

\noindent[ふりがな]
\vspace{10pt}

\subsection{ふりがな機能}
本システムは，小学生で\\も読むことができるように，\\振り仮名機能を実装してい\\る．一般的に振り仮名を出\\力するWebサイトは多数\\存在するが，現場では，授業中\\等で，習っていない漢字\\のみ振り仮名をうち，既習の時はそのまま読ませる場合が多い．従って，ブラウザごとに学年情報をCookieに入れておき，学年ごとに未習字のみ振り仮名をつけられるようにした．パーサにはMecabを用いた．しかしながら，寝屋川市サーバには，そのようなライブラリをインストールできないため，自宅のサーバに導入し，それをAPI化させた．従って寝屋川市サーバよりフックすることで実現できた．シーケンス図をFig.\ref{fig:sequence}に記述する．

 %\hspace{1cm}\vspace{19cm}
\begin{figure}[!h]%hその位置 tトップ bボトム p単独ページ　複数併用は無理
	\centering
	\includegraphics[width=7cm,trim=57 259 40 40]{./sequencediagram.eps}
	%\includegraphics*[57,746][529,259]{./chap4/sequencediagram.eps}
	\caption{ふりがな機能のシーケンス図．}
	\label{fig:sequence}
\end{figure}
\section{解析}
本システムを実際に，現場で運用した．結果をFig.\ref{fig:accnumm}のように，NDFが129であるため信頼性は低いが，一日平均12カウントずつアクセス数が増えている．
\begin{figure}[!h]%hその位置 tトップ bボトム p単独ページ　複数併用は無理
	\centering
	\includegraphics[width=6.5cm,keepaspectratio]{./c1.eps}
	\caption{アクセス数の伸び．}
	\label{fig:accnumm}
\end{figure}

また，Apache JMeterによる負荷テストを行った．今回のテストでは，1秒間に50回，各10スレッドの負荷を与えた．Fig.\ref{fig:jmeterresult}のように，安定して動作していると言うことができる．また，中心極限定理により，平均応答時間の検定を危険率5\%で行った．結果，平均応答時間を$t[s]$とすると，$2.68<t<2.85$を得た．

\begin{figure}[!h]%hその位置 tトップ bボトム p単独ページ　複数併用は無理
	\centering
	\includegraphics[width=7cm, trim=0 300 0 0 ]{./jmeterresult.eps}
	\caption{負荷テストの結果，安定していることが分かる．}
	\label{fig:jmeterresult}
\end{figure}

\section{結論}
学校Weblogシステムの開発に成功し，実際に現場で運用することに成功した．従って教職員は，居場所に制約なく，更新作業を行うことできるようになった．結果として，教職員の更新回数は，昨年度と比較すると，今年度は４ヶ月間しか経っていないにも関わらず，既に60倍の結果を得た．また，教職員に利用状況のアンケートを実施することによって，市販のサービスを使うことと比較して，より現場に即したサービスを提供することができた．今後は児童の写真をぼかす技術がブラウザからできるようにする等，より全ての作業がブラウザで完結するようにサービス向上を目指したい．
\end{document}
